雇用区分設定 > 「有休付与関連設定」にて労働基準法に違反する有休付与を設定すると、
エラーを表示し、登録できないようになりました。
【 労働基準法に違反する設定例 】
( 1 )4月1日 に入社
( 2 )入社日当日の 4月1日 に5日付与(前倒し付与)
( 3 )入社半年後の 10月1日 に5日付与(本来の付与日)
( 4 )次年度の 10月1日 に11日付与
労働基準法では、「前倒し付与をした場合、次年度の付与日も繰り上げた期間と同じか、
それ以上の期間、法定の基準日より繰り上げなければならない」とされています。
このため、上記の設定例では本来の付与日の 10月1日 も半年以上繰り上げなければならず、
( 4 )では遅くとも 4月1日 には付与しなければなりません。
本製品では、これまで、前倒し付与した日を次年度以降の付与日とする設定が可能でしたが、
本リリースによって、エラーを表示し登録できないようになりました。
今後は、前倒し付与する場合は必ず「分割付与日を基準とする」にチェックに入れてください。
また、すでに労働基準法に違反する有休付与が設定されている場合にも同様のエラーが表示されます。
さらに、その設定を参照して有休付与が計算されていると、
有休付与対象者画面で「有休付与日」の背景が警告色で表示されます。
これによって、誤った設定を防ぎ、正しい有休付与を設定できるようになりました。