全日休暇の取得方法には2つの方式があります。
貴社の環境にはどちらが適用されているかの見分け方と、それぞれの仕様の違いを解説します。
目次
見分け方
管理画面にログインし、設定 > スケジュール > パターン設定をクリックします。
「表示条件の指定」欄で、「スケジュール種別」の選択肢をご確認ください。
選択肢に「全日休暇」がある場合は、「パターン使用」の環境です。
選択肢に「全日休暇」がない場合は、「休暇区分使用」の環境です。
補足
2020年6月16日以降に発行されたアカウントには「休暇区分使用」が適用されています。
仕様の違いについて
それぞれの仕様の違いは、以下の通りです。
1. 初期設定の違い
「パターン使用」環境
「休暇区分」を作成した後、「全日休暇パターン」を作成する必要があります。
「休暇区分使用」環境
「休暇区分」だけを作成します。
2. 休暇の取得方法の違い
「パターン使用」環境
全日休暇の取得時は、「パターン」欄で、「全日休暇パターン」(有休、代休など)を選択します。
半日休暇の取得時は、「パターン」欄で「通常勤務パターン」を選択し、
「半休種別」で「AM休」または「PM休」を選択します。
「休暇区分使用」環境
「パターン」欄で「通常勤務パターン」を選択し、「休暇区分」欄で
「種別」(有休、代休など)と「単位」(全日休暇、AM半休、PM半休など)を選択します。
補足:半休または時間休の取得時間と労働時間が重複している場合
半休または時間休の取得時間と労働時間が重複している場合、初期設定では労働時間は計上されません。
労働時間も計上したい場合は、サポートセンターへ「半休と実労働時間の2重計算」または「時間休と実労働時間の2重計算」の変更をご依頼ください(詳細は
こちら)。
3. 休暇みなし勤務時間の設定や計算方法の違い
「パターン使用」環境
- 全日休暇パターンに「みなし勤務時間」を設定します。
- みなし勤務時間は「所定時間」に加算されます。「深夜所定時間」には加算できません。
- 1人の従業員でも勤務日によって「みなし勤務時間」を分けたい場合は、
パターンを複数用意する必要があります。
「休暇区分使用」環境
- 通常勤務パターンに「みなし勤務時間」を設定します。
- 出退勤予定を計上する:パターンに設定された出勤予定から退勤予定までの時間帯を
みなし勤務時間とします。
- みなし勤務時間を計上する:みなし勤務開始/終了時刻の入力欄が展開し、ここで設定
した時間帯をみなし勤務時間とします。フレックス勤務など、出勤/退勤予定(コアタ
イム開始/終了時刻)とみなし勤務時間が一致しない場合などに利用します。
- みなし勤務時間は、「出勤/退勤予定」または「みなし勤務開始/終了時刻」の時間帯を元に、
「所定時間」または「深夜所定時間」に加算されます。
- 休暇区分とセットで登録した通常勤務パターンによってみなし勤務時間が計算されますので、
1人の従業員の「みなし勤務時間」を日によって変えることにも対応できます。
新方式への切り替えをおすすめします!
新方式の「休暇区分使用」では、初期設定は簡単に、申請はシンプルになります。
また、さまざまな新機能がご利用可能になります。
こちらで切り替えのメリットや切り替え方法を解説しておりますので、ぜひご覧ください!