システム上、マイナス値を入力することが出来ますが、
有休・代休などへのマイナス値の付与は推奨しておりません。
非推奨の理由
マイナス値で付与した休暇にも有効期間が存在します。
そのため、時期によっては想定されていない休暇残数が表示されるケースが発生いたします。
どのようなタイミングで発生するのか2017年4月1日に入社した従業員の有休残日数を例に
説明図を用いて説明します。
前提条件
・入社日基準で有休を付与
・有休の有効期限は 2年間
・有休を 1日も取得しない
説明図
状況説明
①入社初年度に有休 10日が付与された
②入社 2年目に有休 11日が付与された
③入社 3年目に有休 12日が付与された
④入社 4年目に有休 14日が付与された
⑤入社初年度の有休 10日をマイナス値付与で失効させた
⑤のマイナス値付与を行なうと、一時的に①の残日数が 0日になったように見えます。
(※2019/10/1 時点の残23日)
しかし、そのマイナス値付与は 2年間有効となってしまうため、
④が付与されたタイミングで想定される残数とシステム上の残数に差異が生じます。
システム上は
③ と ④ と ⑤ を合わせた日数
12日 + 14日 + (- 10日) = 16日 が
残日数として表示されます。(※2020/10/1 時点の残日数)
マイナス値付与の有効期間が過ぎた後は、想定される残数と一致いたします。
これらの理由からマイナス値付与は推奨しておりません。