割増残業集計機能を利用し通常の残業時間から割増残業時間として計上された時間を、
「代替休暇」として休暇に換算し、取得させる設定を行なうことができます。
雇用区分毎に設定が可能です。
確認事項
下記4点の設定を満たしていることが前提となります。
1. 設定 > その他 > オプション > 「勤怠管理設定」カテゴリ >「割増残業集計機能」
「1段階の割増し残業を使用する」、「2段階の割増し残業を使用する」のいずれかが選択されている。
2. 設定 > スケジュール > 休暇区分設定 > 代替休暇の[編集] > 「時間単位休暇」
「使用する」または「使用する(最大1~5日分)」が選択されている。
3. 設定 > 従業員 > 雇用区分設定、または従業員設定にて、「日の契約労働時間」が設定されている。
4. 「代替休暇機能」を使用している。
※使用/不使用の切り替えは、サポートセンターでの作業が必要ですのでご連絡ください。
・「割増残業1を代替休暇対象とする」、「割増残業2を代替休暇対象とする」、
「割増残業1、2を代替休暇対象とする」のいずれかを選択していただきます。
・「代替休暇を割り当てる休暇種別」を選択していただきます。
詳細
設定 > 雇用区分設定 > 「月の時間外集計」カテゴリ > 「割増残業」にて、
下記4項目を入力してください。
・割増し開始時間
指定した時間外労働の月合計が、設定値を超過した場合に、「割増残業」として別集計します。
・割増し対象項目
割増し残業の計算に含む労働時間を選択します。
※2021年7月以前に割増残業を設定している場合に表示されます。それ以降に設定された場合、
時間外労働上限規制「時間外労働」の計算対象と合わせるため、割増し対象項目は「平日残業」
「深夜残業」「法定外休日残業」「法定外休日深夜残業」で固定されます。
任意で対象項目を設定できません。
・代替休暇換算率(%)
別集計された割増残業時間を代替休暇に振り替える率を設定します。
・割増し優先順位
割増開始時間を超えた日に、「割増対象項目」に選択された労働時間が複数存在する場合に、
どの項目から先に割増残業時間に計上するかを選択します。
画面最下部[登録]ボタンをクリックします。
勤怠データ再計算を行うことで、過去の集計値にも反映されます。
全メニュー > 休暇管理 > 代替休暇付与対象者 にて、以下2項目を設定します。
※当メニューは、サポートセンターの作業後に表示されます。
・代替休暇付与時間
・付与日
「付与」をチェックしたうえで、[代替休暇付与]ボタンをクリックすることで、休暇が付与されます。
ポイント
「備考」欄にはエラーメッセージが表示されます。
対象者に「日の契約労働時間」が設定されていないときは、『雇用区分設定「日の契約労働時間」または従業員設定「日の契約労働時間」を設定してください。』というメッセージが表示され、付与を行うことができません。