出勤打刻、退勤打刻が正しくペアになっていない場合、エラー勤務として扱われます。
ただし以下のような場合は、正しくペアが揃っていてもエラーとして扱われ、計算が行われません。
- 休暇パターンに対して打刻が行われている。
- みなし勤務パターン(直行、直帰、直行直帰)に対して打刻が行われている。
1. 休暇パターンに対する打刻
休暇のスケジュールパターンが割り当てられた日は、勤務は行われないものと判定されます。
そのため、打刻データがあるとエラーとなります。
休日勤務を計上する場合は、休暇パターンの代わりに通常勤務スケジュールを割り当ててください。
その際、「勤務日種別」を「法定休日」または「法定外休日」に変更することで、その日の勤務時間を
休日出勤日数(時間)へ計上できます。
対象日を休暇として扱う場合は、打刻データを削除してください。
2. みなし勤務パターンに対する打刻
みなし勤務パターンは、実際の打刻をせずとも「予定時刻に打刻した」とみなして勤怠計算を行うスケジュールパターンです。
例えば「直行」の場合、出勤打刻がみなし対象となり、内部的に打刻データを保持します。
この時実際に出勤打刻を行うと、「出勤打刻が連続している」と判定されエラーとなります。
正しく計算を行うには、みなしの打刻と重複する打刻を削除してください。
<補足>
集計値はみなし打刻を採用するが、実状を把握したい目的から打刻記録を残したいというご要望には、以下の設定が有効です。
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 対象の[編集]>
拡張機能「みなし勤務時のエラー勤務判定」:エラー勤務判定をしない >[登録]
上記はあくまでも「みなし打刻」と「実際の打刻」の重複をエラーとしない設定であり、集計にはみなし打刻が利用されます。
実際の打刻データに基いて集計をしたい場合は、対象日のパターンを通常勤務パターンに変更してください。